指先の冷える、オタク友達の話

なんだそのタイトル、冷え性かよ。

 

と思った方もいるだろう。確かに執筆者は冷え性気味であるが、今回はそうじゃない。そのあとの女友達が今回のメインです。

 

んで、何が話したいかと言うと、

執筆者のオタク友達が怖い、という話である。

 

本当に怖い。ただ執筆者の精神が弱いだけだと、これを読まれた方の中にはいるかもしれないが、個人的には今思い出しただけでも頭の先から身体が硬化してしまうぐらいの恐怖を感じる。

そして思い出す度に、私の手の指先は恐怖で冷たくなるのだ。

 

さぁて、具体的に書かせて頂こう。なんなら読みながら「あぁ私の周りにもこういう人いるな」とか、ちょっとでも共感して貰えたら大変嬉しく思う。

 

オタク友達との出会いは大学である。言ってしまえば、執筆者もオタク友達も所謂「腐女子」と呼ばれる人種なのだが、この点に関しては何も支障ない。むしろ、ハマっているジャンルはほぼ同じ、推しキャラは違えど各々推しの魅力を談笑する間柄である。お互いで布教し合い、ハマったジャンルもある。

そんな談笑の中、だんだんと見たくもない綻びのようなものが見えてきてしまったのだ。

 

初めに気がついた事は「かなり被害者意識が強いな」という点だ。

それが単にSNSで同担に攻撃的なメッセージを送られたとかなら完全に被害者だ、全力で慰める。けれどそうではない。

例えばとあるジャンルのイベントでのこと。ランダム商品のグッズを買った時執筆者はオタク友達の推しを引いた。向こうは引いてない。当時からオタク友達はグッズ集めに必死になってる方(缶バッジなどは特に)ではなく、執筆者はグッズ厨と呼ばれても否定出来ない程の収集癖のある人間なので、お互いの推しが出ていれば執筆者も交換したのだがそうではなかったので譲る譲らないという話は出なかった。

そのイベントは2日間開催されたのだが、2日目は執筆者1人で参戦した。そうしてまた、今度は別商品だがランダム商品を買った時、またオタク友達の推しを引いた。お前とは本当に縁があるな、と思い「また引いたよ」と、その事を軽く報告する程度でLINEをした。返ってきた言葉は「よかったね」程度でピックアップするほどではなかったのだが、オタク友達はTwitterでこの件について

 

「譲る気もないのに自慢してきて腹立つ」

「昨日のもそうだし」

 

とツイートしていた。それも執筆者と繋がっているアカウントでだ。いや、前述した通り執筆者としてはそんな気は1ミリもなかった。というか昨日の物も欲しかったのか?え、知らなかった。騒がしいイベント会場で執筆者はそのツイートを見てただただ立ち尽くしてしまった。初めて、スマホを持つ指先が冷えた。その後何だかんだでLINEで謝罪し、次の日からは普通に会って話もしたし関係が崩れることは無かった。こんな経験ないだろうか、自分の推しは来ないのに、人の推しは簡単にくる現象。少なくとも執筆者の周りではかなりある。物欲センサーってやつだな、このぐらいの感覚で話をしたかったのに、どうやら向こうとしては自慢されたと感じたらしい。

この時は申し訳なかったなと執筆者も感じなかった訳ではないので謝ったが、以降、その場にいるならともかく離れている時にその手の話題を投げることはやめた。別垢でも引きずり続け、何故自分がこんな思いせなあかんのか、等々呟いていたので。執筆者自身に直接不満を言うのではなく、全世界不特定多数の人間が見るような電脳世界へ発信し、「自分がどれだけ辛い思いをしたか」を訴え、同時に当事者には間接的に伝えてくる。これだけでも十分怖い。

 

出会った当初から、オタク友達は「自分はとても可愛い(容姿的な意味も性格的な意味もだと思う)(実際割とモテる方なのだと思う)」と思っていると明言していた。要するに自分が大切で可愛いというタイプなのだ。執筆者は容姿も中身も一切自信が無いのである意味でこの自信の有り様は尊敬していたが、それが悪い方向に転がってるなと感じたのも事実である。

 

その後も仲良くしていた。と、執筆者は思っていた。それはオタク友達も同じであったようだ、一部を除いて。

 

一部、とは。

初めに言った「被害者意識が強い」が一番ここに繋がってくるのだが、恐怖を感じる理由の二つ目として「とにかく陰湿」という点を同時にあげようと思う。

 

そのイベント後も新たなジャンルをオタク友達からオススメされ見事沼に片足を突っ込んだ執筆者は、ここでも悪い癖を発揮し、イベントや物販へ積極的に参加しグッズを集めにかかった。それはグッズを集める方ではないオタク友達も同じで、かなりの頻度で行動を共にした。で、だ。この新ジャンルでついに我々の推しが被った。正確に言うと、推しキャラは違うのだが所属するグループは同じ、という形だ。執筆者は◎◎推しグループ箱推し、オタク友達は△△推し△△×◎◎推しという、今書き出してみると割と壮絶だなと思われそうな状況である。

箱推しの執筆者はグループ全員のグッズを各一で手元に置いておきたいとと思い、オタク友達は◎◎と△△二人を中心に集めていた。当然、求めているものは同じになるのだが、そこは同担拒否でもなかったので協力体制でTwitter等を駆使し希望数揃えられるようにがんばった。

 

曰くこれを、マウント取りと、後にオタク友達は別垢に流していたブログにて公言していた。

 

え〜~~~~~~~………………。

 

そ、そんな風に思っていたのか…。そしてそこには、そうして参戦してきたイベント等で交わしてきた会話への愚痴、不満、反感等々書かれていた。

 

(言われて)我慢した。

もう限界。

話が合わない。

 

1000%執筆者の事を言っているのは明確であった。言ったことも身に覚えがある。

見たくないのに指が止まらなくて、そのまま下へスクロールするとさらに恐怖が待っていた。

 

「このブログを見た友人(執筆者)へ。もし見たとしたらこの件について許す気は無いが、推しを語る君は好きだ。だからそこまで嫌いという感情にしないでくれ」

 

………。

言葉も出なかった。

多数の人間がいる間で一人見ていたので別段アクションを起こすことは無かったが、誰もいなかったら泣き叫んでいたところだ。

純粋に疑問として、そこまで溜め込んでいる思いをどうして直に話してくれないんだ。

そりゃあ直接指摘されたとしても多少思うところはあったと思うが、こんな陰で陰湿に語られてる方が何倍も傷つく。今これを打ち込んでいる途中だが思い出した途端怖くなって吐き出してしまった。汚くてすまない。

オタク友達は普段物事はかなりハッキリ言う方なのだが、こうした被害者側に立ったと思った時、といえば良いのか、こういう時は誰も見ていないだろうと思っているのか陰湿に文章を蔓延らせていた。いや、追伸を書いている時点で、この世界の誰かしらや、当事者が見るであろうと想定しているのだから、頭の良いオタク友達ならわからないはずないな。

尚、この記事を書いている本日も新たに内容を更新していた。だいたい同じようなことだったが、どうにも執筆者の言う言葉に納得いかない時があり、それをまた指摘することなく我慢している、といったような内容だった。

 

そうか、そうか。そんな風に思いながら、執筆者と時を同じくしていたのか。

 

まだまだ書きたいことはあるのだが、これ以上書くと、「直接言わず陰で言ってるなんて、やってる事同じじゃないか」とご指摘頂いてしまうような内容になってしまいそうなので辞めておく。あくまで執筆者は、このオタク友達が自らにとって大変恐ろしいということを綴りたいだけなので。

 

恐らく執筆者は、明日も過激派固定厨のオタク友達の顔色を無意識に伺ってしまいながら、話をしていくのだろう。今のっぴきならない事情からどうしても暫くの間オタク友達とは関わらないといけないので上手く笑えるかどうか不安であるが、頑張って生きたい。とりあえず今は、オタク友達と推し被りしているジャンルのグッズと気持ちに整理をつけたいと思う。推しに罪はないのだ、しかしこれ以上は追いかけられないかなぁ。こんな形でジャンル降りしたくなかった。

そしてのっぴきならない事情が片付いたら、ちょっと、学校へ通う事も見直したいと思う。最近は極寒の地に投げ込まれたように、指先以外の所も冷たくなっていく感覚を味わってしまっているので。

 

ここまで読んで、「いや~~~どう考えてもお前(執筆者)も被害者意識高ぇやんか〜」「どっちもどっちやろ」「これは同情」等々、まぁ考えられる意見は沢山あるだろう。わかる、執筆者も書いててアレこれもしかして執筆者がやっぱり悪いんか?と思えてきている。

 

特に特徴もない、ただの腐った奴の戯言でございました。お粗末さまでした。

 

推しのMMDを見て心を癒してるオタクより